令和4年3月18日、昨年卒業した熊谷工業高等学校に赴き、企業別研究会に参加させていただきました。
企業別研究会の聴講者は土木科の1年生40名。普段の授業と同様に土木科の教室で講義を行いました。まだ中学を卒業して1年足らずの後輩たちに、どうしたら集中して聞いてもらえるかを模索した結果、講義の中でクイズを出題し、話を聞くだけではなく、話に参加してもらおうと考えました。
説明資料はパワーポイントで作成しましたが、私が道路許認可の仕事をしているときに現地で撮影した写真を多く掲載致しました。写真を選択したポイントはどこにでもある風景で、しかし注意して写真を見てみると「なるほど、ここが問題なのか」という気づきが得られるような写真を採用したことです。例えば焼き肉屋の看板。普段歩道を歩いていても、「看板があるな」としか感じない風景も、看板(構造物)が歩道にせり出しているという説明を加えることで「そうか、これって好ましくないことなんだな」と気付いてもらうということです。
私にとって多くの人の前で行うプレゼンテーションは初めての体験であり、学んだことも多々ありました。何より自分の誇りとなり、キャリアとして自分にプラスになったことは、今はまだ暗中模索の中でもこれから自分の道を探し出して、その道に進んでいく技術者の卵に、一つでも多くの知識を与えられたことです。
今後もこの経験を活かして、自分よりも若い人に土木の素晴らしさをアピールしていきたいと考えています。
(さいたま支店 K.Y.)