私たちが管理をする
内容は文字どおり工事の
すべてです。
- 工事監督支援
- 国土交通省
- 河川事務所
- K.T.
工程、材料、品質、出来形……
工事のすべてを管理する仕事。
構造物を「つくる」のではなく、その工事を「管理するお手伝い」が、私たちの仕事、工事監督支援業務です。
管理する内容は、文字どおり工事のすべて。構造物を造る地盤はしっかりしているか、構造物を支える基礎コンクリートをつくる作業はきちんと行われているか、そのコンクリートの品質に問題はないか、そこにつくる構造物の材料は決められた仕様どおりか、できあがった構造物は図面どおりか……スタートからゴールまでの各工程がきっちり行われているか、もれなくチェックします。
工事は基本的に設計図書のとおりに進みますが、たまにいざ施工開始したあとで不測の事態にぶつかることもあります。たとえば、設計図書に軟岩だと記載されていた現場の地盤が意外に硬くて、工事が予定どおり進まなかったなど。やはり自然相手の仕事ですから、なにが起こるかわからない難しさはありますね。そうした場合に発注者・施工者と調整を行い工程の見直しを提案したりすることで、工事を円滑に進めるのも私たちの大事な仕事です。
1日のタイムスケジュール例
08:00 今日は早めに出社
午前中に現場へ行くので、この日は少し早めに出社。メールチェックなどを終わらせておきます。
08:30 始業
おおよそ、1日1件の現場を回っています。こまめに現場に行くことがミスを未然に防ぐことにもつながります。発注者の方と連携を取りながら工事を管理していきます。
12:00 お昼休憩
現場の立会から戻ったら、出張所で休憩。各自、自由に休憩します。
13:00 施工者から上がってきた
工事書類のチェック
午後はデスクワーク。午前中に確認した現場の資料整理を行い発注者に報告します。また、施工者から上がってきた工事書類のチェックなどを行います。
17:15 終業
明日の段取りなどを確認して今日は終了。この仕事はオンオフをしっかり取れる仕事なので、はたらきやすいですね。
自分にしかできない経験を生かした提案で、
より良い構造物を実現する。
この仕事はあくまでも裏方。主役ではありませんから、できあがった構造物に私たちの名前はいっさい出てきません。でも、完成した構造物を目にしたときや、施工者の方から「一緒に仕事できて助かりました」と言っていただけるとうれしいですね。施工者の方は、一般的に元受けだと工事を担当するのは年間1~2件くらいではないでしょうか。私たちは多くの工事に携わることができるので完成を一緒に喜べる機会もたくさんあるわけです。それはこの仕事ならではの魅力かなと思います。
私達の助言した事が活用された時もうれしいですね。私たちは数多くの工事を見るので、多くの情報を持っていますから。特定の分野に深い知識を持つ施工者の方と、幅広い分野の知識を万遍なく持つ私たちが協力することで、より良い構造物がつくれるようになるのではないでしょうか。
自分より深い知識を持っている技術者の方と仕事をして皆さんから信頼を獲得するのは、最初はなかなか大変でした。でも、それこそがやりがいですね。