K.T.

MEMBER社員紹介

「私たちが管理をする内容は
文字どおり工事のすべてです。」

工事監督支援
国土交通省
河川事務所

K.T.

工程、材料、品質、出来形……工事のすべてを管理する仕事。

構造物を「つくる」のではなく、その工事を「管理するお手伝い」が、私たちの仕事、工事監督支援業務です。

管理する内容は、文字どおり工事のすべて。構造物を造る地盤はしっかりしているか、構造物を支える基礎コンクリートをつくる作業はきちんと行われているか、そのコンクリートの品質に問題はないか、そこにつくる構造物の材料は決められた仕様どおりか、できあがった構造物は図面どおりか……スタートからゴールまでの各工程がきっちり行われているか、もれなくチェックします。

工事は基本的に設計図書のとおりに進みますが、たまにいざ施工開始したあとで不測の事態にぶつかることもあります。たとえば、設計図書に軟岩だと記載されていた現場の地盤が意外に硬くて、工事が予定どおり進まなかったなど。やはり自然相手の仕事ですから、なにが起こるかわからない難しさはありますね。そうした場合に発注者・施工者と調整を行い工程の見直しを提案したりすることで、工事を円滑に進めるのも私たちの大事な仕事です。

自分にしかできない経験を生かした提案で、
より良い構造物を実現する。

この仕事はあくまでも裏方。主役ではありませんから、できあがった構造物に私たちの名前はいっさい出てきません。でも、完成した構造物を目にしたときや、施工者の方から「一緒に仕事できて助かりました」と言っていただけるとうれしいですね。施工者の方は、元請けだと年間に1?2件くらいしか工事を担当しませんが、私たちは年間8?10件くらい受け持ちます。つまり、4倍くらい完成を一緒に喜べる機会があるわけです。それはこの仕事ならではの魅力かなと思います。

提案したプランが採用されたときもうれしいですね。私たちは施工者の皆さんより数多くの工事を見るので、その分幅広い知識に触れられます。その経験を生かして「こうしたほうが、品質や工期を維持したまま、より早く安価にできますよ」といった提案もするんです。特定の分野に深い知識を持つ施工者の方と、幅広い分野の知識を万遍なく持つ私たちが協力することで、より良い構造物がつくれるようになるんです。

自分より深い知識を持っている技術者の方と仕事をして皆さんから信頼を獲得するのは、最初はなかなか大変でした。でも、それこそがやりがいですね。