安野郁子

MEMBER社員紹介

「今の子どもたちが大人になるまで
ダムを長持ちさせ、洪水から地域を守る。」

ダム管理支援
鬼怒川ダム統合管理事務所
川治ダム管理所

安野 郁子

人々の生活に欠かせないダム。
きちんと機能するように毎日徹底点検。

ダムには、大雨などのときに水を貯めて川があふれないようにする「治水」と、ご家庭や農地などに水を届ける「利水」という2つの役割があります。この両方がきちんと果たされるように、普段からダムの状態を管理・メンテナンスするのが私たちの仕事。具体的にはダムや貯水池、観測所などを回って、施設を点検したり観測データを収集したりしています。

もともと線路工事や港湾土木・潜水工事など建築系の仕事をしていました。だから、この仕事に就いたときにはダムの知識はありませんでした。そのため入社当初は大変でしたね。たとえば、この仕事は雨の降り方などからダムの水位がどのように変化するのか把握するのが大事なのですが、経験がなかったので最初はうまくいかなくて。ベテランのみなさんは「あのときの雨と同じくらいの量だからこれくらい上がるな」って、かなり正確に予測してしまうんです。いまでも教わることばかりで、早く一人前にならないとって思います。

ただ、大きな構造物が大好きなので、ここで働けるだけでもすごく楽しいです。ダムとか橋とか好きな方におすすめですよ(笑)。巡視で長い距離を歩いたり、簡単な力仕事をしたりもするので、からだを動かすのが好きな方にも向いていると思います。

まちの5年後、10年後を守る。

ダムの維持管理は、目に見える成果物が残る仕事ではありません。むしろなにも起こらないことが成果だから、あとになにか残ってはいけないんです。また私たちの仕事の内容やその意義が、世間に広く知られることはあまりありません。だから人によっては、やりがいを感じにくい、報われにくい仕事だと思われるかもしれません。正直なところ、仕事に華やかさを求める人には向かない仕事だかもしれません。

私自身は普段、このように考えています。「いまの子どもたちが大人になるまでダムを長持ちさせて洪水から地域を守る。そのために毎日しっかりダムを管理する」、と。そうして地道に取り組んで、やがて5年10年たったとき、その積み重ねが最終的にやりがいになるはずと思っています。

これから集中豪雨がどんどん増えるといわれています。そのため、この仕事はいままで以上に重要になります。表には出ないし派手さはない。でも地域のために欠かせない仕事……そういう仕事に興味を持っていただける方と、ぜひ一緒に働きたいですね。