河川巡視支援業務

河川巡視支援業務は、河川区域内における違法行為の発見、堤防や護岸といった河川管理施設の維持状況の確認、河川の利用状況の確認、自然環境の調査を行うものです。毎日、河川を決められたルートで巡視して、この4点について確認していきます。
違法行為の発見では、河川法に違反した行為の取り締まり・指導を行います。河川は公共のものなので、通常は誰でも自由に利用できますが、防災上の理由や地域住民への影響をふまえて、国は河川法でいくつかの制限を設けています。
たとえば、河川になんらかの工作物を設置する際は、事前に許可を取らなければなりません。洪水が起こって工作物が流された場合、地域住民への被害や堤防の損壊などにつながるためです。そのため不法工作物がないか日々確認します。また不法投棄物も同様です。
施設の維持状況の確認では、堤防や護岸などの状態をチェックします。こうした河川施設は、地域住民の安全・安心を支える上で欠かせないものであり、常に適正に機能しなければなりません。橋が落ちれば交通が麻痺しますし、堤防が決壊すれば住民の安全が脅かされます。そのため河川巡視員は毎日、施設の維持状況を確認します。

河川の利用状況の確認では、主に危険行為を行っている人がいないかチェックします。たとえば、許可された場所以外でゴルフをしているしている人がいないか、火を使用している人がいないか、バーベキューなどのイベントを行っているグループがいないか、などを確認します。

自然環境の調査では、河川及びその周辺に生息する動植物や、季節による水量・水質の変化などについて調べます。近くに生息する動物が堤防を傷つけてしまうことなどもあるため、こうした河川環境に関するデータは安全管理上とても重要です。加えて、自然保護上貴重な動植物の生息状況を確認するという目的もあります。
また、違反行為や不適切な河川利用を未然に防ぐために、ルールの周知や注意喚起を促すビラを配布したり、掲示を行ったりするのも大切な仕事です。