技術審査業務

技術審査業務は、工事の発注者が総合評価落札方式で施工業者を決定する際、目的物(完成した建設物)の品質を確保するために行うものです。
この入札方式では、発注者はまず、施工内容やスケジュール、技術要件などをまとめた工事の概要を公告します。入札希望者は、公告内容に基づいて競争参加資格確認申請書などの必要書類を発注者へ提出し、その情報をもとに競争入札が行われ、最終的な落札者(施工業者)が決まります。
技術審査業務では、この公告文(工事発注資料)の作成や、入札参加者が競争参加資格を満たしているかの確認および報告といった業務を、発注者にかわって行います。具体的には、入札参加者が発注工事を履行する上で十分な技術や実績を持っているかを、提出された資料とヒアリングをもとに審査し、発注者へ報告し、その内容をもとに施工業者が決定されます。

具体的な業務内容としては、まず発注者と打ち合わせを重ねて工事発注資料の内容を協議し、公告内容が固まったら、実際の公告文や、入札のルールや注意点をまとめた入札説明書などを作成します。
公告後は、入札参加者から提出された競争参加資格確認申請書などの書類を整理・確認します。競争参加資格確認申請書には、入札参加者のこれまでの業務実績や、工事を管理する技術者の略歴・保有資格などが記載されており、これを一覧表にまとめ直して発注者へ提出します。
このとき、ただ一覧表にするのではなく、入札参加者が発注者の用意した応募条件を満たしているかどうかを分析し、その結果を表に追記します。併せて根拠資料の収集・添付も行います。技術審査業務のミッションは、発注者が技術資料の評価をスムーズに進められるようサポートすること。迅速な審査の助けとなる情報を、漏れなく、わかりやすくまとめることが大切です。